2009年11月28日土曜日

越後妻有アートトリエンナーレ2009報告

2009 法政大学国際文化学部企画:地域コミュニティとアート vol.3
越後妻有アートトリエンナーレ2009報告

20091216日(水)1830分〜2030
法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26 F スカイホール




第一部 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009報告
北川フラム(越後妻有アートトリエンナーレディレクター・女子美術大学教授)
第二部 越後妻有アートトリエンナーレ2009 事例報告
樋口明彦(法政大学社会学部准教授)
新澤淳(法政大学デザイン工学部講師)
稲垣立男(アーティスト・法政大学国際文化学部教授)+大西麻耶(稲垣研究室)

2009726–913日に新潟県十日町市、津南町で開催された「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」。今回の「越後妻有トリエンナーレ2009報告」では、トリエンナーレでの様々な実践例を踏まえて、大学と地域コミュニティ、アートと地域コミュニティの関わりについてシンポジウム形式で考察します。第一部では今年で4回目となった大地の芸術祭の総合ディレクター・北川フラム氏をお招きし、今年度のトリエンナーレの成果について詳細にご報告いただきます。第二部では同トリエンナーレと関係の深い2人の法政大学教員をお招きし、稲垣研究室の干溝プロジェクトと合わせてそれぞれの立場から報告します。皆様是非ご参加ください。

※法政大学国際文化学部稲垣立男研究室は、今年度越後妻有アートトリエンナーレに参加、十日町市の干溝(ひみぞ)集落の人々と共同で「干溝プロジェクト」を実施しました。2008年末からはじめたこの取り組みのひとつの成果として、集落内の空家を活用した「干溝博物館」をオープンさせました。「干溝博物館」は、長い歴史をもつ干溝集落における共通のことがらであるこどもに着目、こどもから導かれる様々な要素を浮かび上がらせ、作品化しています。大学のゼミがまちづくりに関わり時代・場所・コミュニティのつなぎ手となった一例です。

2009年11月26日木曜日

もうすぐ12月ですね。

すみません。しばらく放置してしまいました。
そろそろ再開します。シンポジウムや作品の記録などしなければいけないし・・・。

2009年9月4日金曜日

9月6日 干溝シンポジウム

すっかり秋の気配です。夏の終わりと同時に芸術祭もそろそろ終わりを迎えますが、締めくくりとして「地域コミュニティとアート」というテーマでシンポジウムをおこないます。みなさまお誘い合わせの上、是非お越し下さい。


2009 年 文化庁「文化・芸術による創造のまち」助成事業
シンポジウム:地域コミュニティとアート

2009 年9 月6 日(日)17 時~19 時
場所:干溝集落開発センター(十日町市干溝)
パネリスト:日沼禎子氏(青森公立大学 国際芸術センター青森 学芸員)熊倉敬聡氏(慶應義塾大学 アートセンター所員)
司   会:稲垣立男(アーティスト・法政大学国際文化学部教授)

 十日町市干溝集落と法政大学国際文化学部稲垣立男研究室は、干溝集落活性化のため「干溝プロジェクト」を合同で行っています。2008 年末からはじめたこの取り組みのひとつの成果として、大地の芸術祭に合わせ、集落内の空家を活用した「干溝博物館」をオープンさせました。「干溝博物館」は、長い歴史をもつ干溝集落における共通のことがらである“こども” に着目、こどもから導かれる様々な要素を浮かび上がらせ、作品化しています。大人にとっては自分自身のこども時代を改めて振り返り、集落に思いを馳せ、またこどもたちはワークショップ形式でテレビ番組や秘密基地の制作、架空のコンビニエンスストアまで作り上げました。干溝集落のみなさんにとっての時代/場所/コミュニティのつなぎ手となった大学ゼミ。今後も続く干溝のまちづくりにおいて、この博物館の意義と大学ゼミの関わりについて、シンポジウム形式で考察します。また、パネラーとして、他地域で地域コミュニティと密接に関わりながら、美術活動を展開されている青森と東京からゲストをお迎えし、実践報告と干溝プロジェクトの可能性にお話しいただきます。ぜひ、ご参加ください。

参加費:大地の芸術祭 パスポートをお持ちの方、および干溝集落の方はどなたでもご参加いただけます(パスポートをお持ちでない方は、入館料として¥300 いただきます)
*シンポジウムのあと、ささやかですが交流会を予定しております。あわせてご参加ください
*お申し込みは不要です。直接会場へお越し下さい

お問い合わせ:「大地の芸術祭の里」総合案内所
電話:025-595-6688

9 月13 日(日)まで「干溝博物館」開館中です!
開館時間 10 時~17 時30 分

2009年8月23日日曜日

干溝のお祭り

8月22、23日に開催された干溝集落のお祭りに参加しました。


23日干溝博物館前を通過する神輿

22日の夜の縁日

やばい人たち=干溝のヒーロー?

スイカの早食い競争
(この後とても見せられないことに)

各組対抗/夜のつな引き


23日子ども神輿

干溝博物館前を通過

どこかで見た(スイカ?)

2009年8月10日月曜日

タイ・チェンマイに来ています。

干溝のみなさま
いつもお世話になっております。

稲垣研究室は現在タイ北部のチェンマイのDoi Saketという町に来て、ワークショップと調査活動を行っております。この地での研究活動は既に3年目を迎えました。

毎年地域の様々な事柄にターゲットをあてて研究しており、今年は町の中心とも言えるDoi Saket寺及び併設されている僧侶の学校を訪れて、仏教僧の生活などについて様々な世代の僧侶にインタビューをしているところです。また、近所の保育園でアート・ワークショップなども開催しており、日々忙しく過ごしております。インターネットなどの環境があまり整っていない場所なので、テキストだけのご報告になりますことをご了承ください。

もうしばらくでこちらでの調査を終えて帰国します。タイに出かける前日に干溝に訪れてからもう一週間ほど経ちますが、みなさんのご様子や展覧会のその後の状況など大変気になっております。

タイ帰国後、大地の芸術祭期間中にメンテナンスのその他で何度か干溝にお伺いすることになると思います。その節はよろしくお願いいたします。

稲垣

追伸
チェンマイでのプロジェクトの様子です。お坊さんにインタビューを、保育園の子どもたちとワークショップをしています。


2009年7月27日月曜日

7月25-26日 干溝活動

週末の干溝活動もとうとう最後になりました。毎回作品の進行と景色の移り変わりを見るのを楽しみにしていましたが、今回で終わりと思うとさみしく感じます。今週は水曜日から稲垣先生、難波さん、祐太くんが博物館で作業をし、土曜日に星野、飯島、大西、斉藤、鶴田、山室、吉澤、の学生7人が合流しました。今回は風間さんにも来ていただきました。




7月25日
いつものように学生は池袋から8:40発のバスに乗り、越後湯沢に向かいました。夏休みが始まってはじめての休日だったので、道路は大渋滞でした。到着が約2時間遅れ、博物館に着いたのは午後の4時になってしまいました。たかしさんがバス停まで迎えに来てくださり、私たちの荷物を博物館まで運んでくださりました。私たちの到着前に、香港からの留学生が、ボランティアのこへび隊として作業を手伝ってくださったので、内装がかなり進んでいました。3階の屋根裏が干溝活動で撮った写真で埋め尽くされていました。

3階の様子↑

到着時、稲垣先生はパソコンで作業、難波さんは風間さんとキャプションパネルを作成していました。学生もさっそく作業に移ります。飯島さんはたかしさんと駐車場などの看板の設置に向かい、星野さんと山室さんは干溝集落の方々に挨拶に回りました。吉澤さんはコンビニの看板の直しをし、斉藤はコンビニ商品の補修をした後、掲示物のラミネートをしました。5時になり、遅れた鶴田さんがスタンプラリーのハンコのバックアップを持って、干溝に到着しました。 大西さんはとっこさんと一緒にスタンプラリーの箱の設置、鶴田さんはスタンプの仕上げをしました。

ラミネート中↑


隆司さんと作業服の飯島さん↑


完成したスタンプ↑

夜は8時半に干溝開発センターで夕食を食べました。差し入れに頂いた夏野菜は新鮮でとても美味しかったです。食事のあとはチームに分かれて仕事をしました。まだまだ作業が残っていて、朝の10時の開館に間に合わせるために夜通しで必死に作業をしました。吉澤さんと山室さんはコンビニのレイアウト、星野さんと大西はさんはテレビの周りのレイアウトや整理、鶴田さんと斉藤は風間さんと一緒にキャプションパネル
作りをしました。(ハレパネというものに印刷したキャプションを貼って適当な大きさに切ります。)カッターでパネルを切るとどうしてもがさがさしてしまい、なかなかうまくいきませんでした。

キャプション制作中↑

7月26日
中央揃え
朝方になっても博物館のアンケート作成や、作業道具の片づけ、キャプションのビニール貼りなど作業が続きました。稲垣先生は秘密基地にかぶせるアクリルケースの作成をしました。朝の5時大西さんと鶴田さんはスタンプラリーの箱の設置の続きに向かいました。


スタンプを設置してくださったとっこさん↑

アンケート作成中↑

朝の9時ごろ、開館に向けて急いで作業道具を片付けました。所せましと置いてあった道具を片付けて、とてもすっきりしました。博物館内の作業道具をすべて片付け、私たちの荷物は干溝集落センターに移させていただきました。この日は運動会で、お母さん方がセンターの台所でおにぎりを作っていました。その隣で失礼して、身支度をさせていただきました。稲垣先生、難波さん、祐太君、風間さん、学生は星野、大西、斉藤が11時からキナーレで行われる開会式に向かいました。他のメンバーは博物館に来るお客さんの案内に戻りました。


曇り空の中開会式は行われました。大地の芸術祭の初日は雨が降らなくて本当によかったです。会場にはの著名なアーティストがたくさんいらっしゃり、このような方々と一緒の空間にいられることが信じられませんでした。作業着しか持って来ていなかった私たちは、フォーマルな服を持って来なかったことに後悔しましたが、参加者はラフな格好をしている方も多くて安心しました。式では十日町の市長や県の衆議院議員の方々からのスピーチを聞きました。終了後、総合プロデューサーの北川フラムさんをはじめ、ご協力をいだいた方々に挨拶に回りました。

舞台上から見た開会式参加者のみなさん↑

開会式の間も博物館には5組ほどお客さんが来ました。干溝の方も博物館に来てくださり、ワークショップに参加してくれた子供たちも楽しそうに作品を眺めていました。アイディアを出してくれた子どもたちが楽しそうで、私たちもうれしくなりました。学生は昼にバスで帰るの で、博物館に残る組と半々に分かれてミオン中里に行きました。この温泉に行くのも最後になると思うとさみしいです。お留守番中も博物館には次々とお客さんが来ました。みなさん「子どものアイディアはほんとうにおもしろい!」と絶賛してくださいました。博物館の中だけでなく、スタンプラリーにも参加してくださる方も多くて良かったです。

スタンプラリーをする子どもたち↑

博物館1階 ひみぞコンビニ↑

博物館1階 ひみぞ子どもテレビ↑

博物館が開館した後で名残惜しいのですが、3時前に学生は干溝を出発しなければなりません。帰る前に、開発センターで食事会をしていた皆様に呼ばれ、星野さんがスピーチをしました。最後に温かく迎えていただいき、本当にありがとうございました。


干溝博物館は7月26日に無事オープンすることができました。徹夜での作業、みなさん本当にお疲れ様です。稲垣ゼミに4月に入ってからずっと作ってきたプロジェクトが完成し、(稲垣先生と先輩方は2月からですが)本当にうれしく思います。私、斉藤が初めて4月に干溝に行ったときは集落の方々にお話をお伺いしたり、ワイワイ祭りなどのイベントをビデオに収めるなど記録活動をしました。その時はどのようなものになるか全く想像がつきませんでしたが、干溝集落全体では秘密基地、のぼり、スタンプラリー、博物館の中はコンビニ、テレビ、写真館など、盛りだくさんの作品となり本当に驚いています。

博物館2階の様子↑

ひみつきちの模型↑

薬師様エリア 家族のぼり↑

毎週末の子どもワークショップ、秘密基地の作成、干溝CMづくりなど、干溝集落の皆様、長くにわたりさまざまなご協力ありがとうございました。干溝オリジナルの素晴らしい作品ができました。稲垣研究室一同お礼を申し上げます。本当にありがとうございます。


2009年7月20日月曜日

7月18日-19日 干溝活動

いよいよ大地の芸術祭まで一週間を切りました。干溝博物館も完成間近。あともうひと踏ん張り、みんなで力を合わせて頑張りましょう。今週の参加メンバーは、稲垣先生、吉成、照井、大橋の4名でした。先生は金曜日から、学生は土曜日に干溝入りしました。そして今週の仕事のメインは「博物館の中身をほぼ完成に近づける」こと。博物館の中での作業が中心となりました。

18日
学生3名は高速バスを利用して干溝へと向かいました。今回は3連休ということもあって、高速道路は大渋滞。9時に東京を出発して、干溝に到着したのは15時半とかなり遅くなってしまいました。博物館に着いたら、まずは区長さんと一緒に博物館の障子の張り替え作業をおこないました。


最初はぎこちなかった吉成さんも、後半はハケの使い方にも慣れて、素早くできるようになっていました。障子張りが終わったら、みんなで薬師様へ行き、完成した秘密基地を見にいきました。子ども達のデザイン、そして模型に忠実に作られていて、我々学生は非常に感動していました。








その後は、吉成・照井チームと先生・大橋チームに分かれての活動となりました。吉成・照井チームは博物館に残ってひたすら写真貼りをしていきました。先生・大橋チームは車でホームセンタームサシへ買出しに行きました。そこで、写真を固定するためのピンや博物館を作るうえで必要なものを買いました。ケーズデンキで、映像作品で使用するDVDプレーヤーも買いました。博物館へ戻ったら、全員で夕食をとりました。今回も先生の手料理。毎回毎回本当にありがとうございます。食後は、全員でひたすら写真を貼って12時半くらいに床につきました。照井さんは朝までもくもくと作業をしていたようで。お疲れ様です。

19日

朝は6時頃起床して、朝食をとったあと、また2チームに分かれて作業をしました。吉成・照井チームは18日に引き続き写真貼り。先生・大橋チームは薬師様で、のぼりに使う鉄の棒を白く塗るという作業をおこないました。86本すべて白く塗り終えました。作業中、たくさんの方々が様子を見に来てくださり、励ましの言葉も多くいただきました。本当にありがとうございます。



のぼりの棒を全て塗り終えたら、男チームは博物館へ戻り、今度は全員で写真貼りの作業をおこないました。写真は2階だけでなく、1階の玄関や階段、3階の壁にまでびっしり貼られました。





写真を全て貼り終え、13時に全員でミオンのお風呂へ出かけました。そしてこの日は、ミオン中里でミオン祭りという催し物が開かれていました。などし会の方達が屋台を出しているこのお祭りに招待され、串焼きやビールなどをごちそうして頂きました。本当にありがとうございました。この日、外は大雨で大変でしたが、屋台の中はなどし会の方々の活気で非常に明るく、とても楽しかったです。






15時頃、博物館に戻り、今度はコンビニ制作の作業をおこないました。先生と大橋は、ダンボールを使ってコンビニの什器を作りました。



吉成さんと照井さんは、コンビニのトイレのドアの作成をしました。船木るりちゃんの考えた、レインボードームのドアを忠実に再現して作りました。ドアノブにはかわいいハートの取っ手が取り付けられます。


作業を一段落させ、19時半に博物館をあとにしました。帰りは前半は大橋、後半は先生が車を運転し、23時に無事東京に着きました。大地の芸術祭まであとわずか。みんなで頑張って、大地の芸術祭を盛り上げましょう。

2009年7月13日月曜日

7月11-12日の干溝活動

7月も半ばに入り、梅雨の明けない中にももうはっきりと夏の空気が感じられるわくわくする季節になりました。今週のメンバーは稲垣先生、難波さん、ゆうたくん、星野、斉藤、佐々木、飯島の7名です。先生、難波さん、ゆうたくんは先週と同じく金曜から、学生は土曜からの作業でした。今週は行きの高速バスが満席になってしまったため、先生に教えていただいた電車のルートを使いました。鈍行列車をいくつか乗り換え2時ごろに無事越後田沢駅に到着しました。


11日
駅前のデイリーヤマザキでお昼を買い博物館へ。腹ごしらえがおわると学生は2チームに分かれて作業を開始しました。星野、斉藤チームは写真のスキャンです。今回もとてもたくさんの量がありボリューミーな仕事でした。飯島、佐々木チームは2階でその写真をはっていく作業です。レイアウトを考えながらの作業は難しく時間がかかってしまいましたが、部屋が写真で埋まってきて雰囲気が出てきました。6時過ぎに作業を中断し、全員で薬師様へ。秘密基地の一つ、レインボードームの補修に取り掛かりました。ビニールの余分な部分を切り、たるみを引っ張りながらテープで止めることできれいになりました。途中日が暮れてしまいましたが、みんなの携帯やタカシさんにもライトで手もとを照らしていただき、全体を補修することができました。

写真は家族ごとにはっていきます


余分な箇所を切り取ります

それが終わったらミオンでお風呂です。毎度ながらここの温泉には癒されます。出来るだけ浸からないとしないと損した気になってしまう僕は、のぼせるとわかっていながらつい長風呂。汗だくふらふらといういつもの結果になってしまいました。博物館にもどり夕食にパリパリの餃子をいただき、食後はスキャンの続きを少しだけやって早めに床に就きました。

12日
5時起床・・・の予定でしたが学生は30分くらい寝坊してしまいました。学生4人はまず2階の写真はりに着手しました。剥がれ落ちてしまったものを補修したり狭い場所の使い方になやんだりしながらはっていきましたが、まだかなり大量の写真が残っているので来週も頑張っていきましょう。飯島とゆうたくんは朝食前にタカシさんに連れられ畑へ。昨晩も濃くて甘いにんじんをいただいたのですが、この朝はねぎをいただきました。帰り際のきゅうりやインゲンなどとともにみんなで分けてもって帰りました。たかしさんいつも本当にありがとうございます。

本日のメインは秘密基地づくりです。8時に薬師様に集合し作業にとりかかりました。この日は干溝区総出で草刈の日だったのですが、その忙しい中で皆さんに作業に加わっていただきました。まずはレインボードームと洞窟です。前者はペンキを用意し、色を塗っていきました。色によってはビニールになかなかなじまないものもあり、2度塗り3度塗りと繰り返したようです。



後者のほうは先週準備した土を塗っていきっました。洞窟の内側のは狭くて暑く、特に大変でした。それでも、若いみなさんのパワーと年配の方々の技に助けられ、みんな泥だらけになりながらもきれいに仕上がりました。最後にこどもたちに絵や模様をかいてもらい、みんなで手形をつけて終了しました。





午後はツリーハウスと看板制作。こちらはこの日1からの作業でした。集落のみなさんの技術とチームワークでどんどん作業が進みびっくりしてしまいました。斉藤、佐々木はバスの時間がきてしまい、2時半ごろに出発しました。星野、飯島はテントの補強や洞窟につかった土の片付けなどをしました。その間に年配の方々に干溝の歴史などをきかせていただき、とても勉強になりました。また、スコップの使い方やテントの補強のしかたなど、恥ずかしながら全く知らなかったことを教えていただいて、本当に有意義な経験でした。東京での生活ではなかなか使う機会がありませんが、スコップ1つ使えないようではいけないなぁと実感しています。ゆうたくんは干溝のこどもたちと一緒に薬師様を駆け巡っていました。ツリーハウスは、最後にドアを設置して完成です。こどもたちの発想に学生のアイデア、干溝のみなさんのこだわりと技術が合わさりすばらしい作品ができました。草刈があり忙しい中作業に参加していただいて、みなさん本当にありがとうございました。




6時ごろ博物館にもどりました。お茶をのんで一休みした後、先生と星野さんは樋口電機さんに写真をお返ししに行き、飯島はタカシさんの畑に伺ったあと2階で写真はりの続きを少しやりました。その後先生は干溝の方々との打ち合わせがいくつかありました。8時過ぎに帰路につき超高速運転で10時半すぎに柏に到着しました。難波さん、先生長い道のり運転ありがとうございました。

大地の芸術祭開催がせまっています。これからさらに忙しくなると思いますが今が踏ん張りどころ、頑張っていきましょう。