2009年5月17日日曜日

5/16~17 干溝


干溝博物館プロジェクト推進のため、今週も稲垣ゼミナールで干溝に行ってきました。
今回の一番の目的は小学校4年生以上の子どもたちが集まる干溝こども会議に参加することです。学生の参加者は大橋、斉藤、吉澤の3人でした。

●1日目
午前9時にJR常磐線柏駅から稲垣先生の車で出発し、到着したのは午後3時ほどでした。青葉が茂る東京と違い、干溝はまだ新緑の季節でした。今回から博物館として使用する空家に泊まります。布団などの生活用品もも用意しました。この日は家に電気を通していただきました。水道は来週からのようです。会議は夜の7時に始まるので、それまで、これまでにお伺いした集落の方々のお話に改めて目を通したり、今日の会議のテーマや内容の確認をしました。そのあとまたミオンなかざとの温泉に入り、さっぱりした後で会議に臨みました。

<こども会議>
会議は7時少し遅れて始まりました。この日はの13人の子どもたちと、お母さん、お父さん方に集まっていただきました。はじめに、大地の芸術祭についての説明から始まりました。干溝の方々の子供時代にした遊びや個人的な体験を集め、干溝に特化した博物館を作るという企画内容を共有しました。

その後、メインテーマに移りました。子供たちからのリクエストが多かったコンビニと、干溝テレビ番組の制作についてです。稲垣先生を囲む形で子供たちが集まり、説明が始まりました。子供たちとのワークショップを通して、干溝オリジナル商品や番組を作るのに、具体的にコンビニに何を置きたいのか?TV番組でどんな番組を撮りたいかなどについて子どもたちに質問をしました。


干溝の子供たちはとても元気で、大勢集まるとワイワイガヤガヤ。話を聞いてもらうのが大変でした。具体的な内容までは踏み込めませんでしたが、干溝博物館プロジェクトを成功させるために、子供たちの力が必要だという最も重要なことは理解してもらえました。最終的に毎週土曜日の夜に子どもたちに集まってもらい、ワークショップを開くことに決まりました。引き継きゼミナールでワークショップの内容を詰めていきたいと思います。

こどもが解散した後、お母さん方からこのプロジェクトの意義についてなど、いくつか質問が上がりました。子どもたちが作品を作ることについて、しっかりしたと形にできるのか不安を持ってらっしゃる方も多いようです。夜9時に会議は終了しました。会議終了後は空き家に戻り、ホットプレートで野菜や肉などを炒めて夜ごはんを食べました。さすが新潟コシヒカリ。御飯が進みます。


●2日目
この日は昨日の会議の整理と、今後の予定の計画をしました。

稲垣先生は朝の6時から、畑仕事をしていた皆さんとお話をしていました。午前中に区長さんにいらしていただき、子ども時代についてまたお話をお伺いしました。また、アルバムをお借りして、昔の写真を何枚かコピーさせていただきました。それから帰るまでは、昨日の会議をもとに、次回のワークショップの内容や必要事項を話し合いました。最後に、区長さんとご近所の方々に挨拶にお伺いしました。干溝を午後1時頃出発し、午後6時ごろ再び柏に到着しました。

これから子供たちとのワークショップや博物館内装のため毎週末稲垣ゼミナールで干溝に来ます。干溝の皆様、よろしくお願いします。