2009年7月13日月曜日

7月11-12日の干溝活動

7月も半ばに入り、梅雨の明けない中にももうはっきりと夏の空気が感じられるわくわくする季節になりました。今週のメンバーは稲垣先生、難波さん、ゆうたくん、星野、斉藤、佐々木、飯島の7名です。先生、難波さん、ゆうたくんは先週と同じく金曜から、学生は土曜からの作業でした。今週は行きの高速バスが満席になってしまったため、先生に教えていただいた電車のルートを使いました。鈍行列車をいくつか乗り換え2時ごろに無事越後田沢駅に到着しました。


11日
駅前のデイリーヤマザキでお昼を買い博物館へ。腹ごしらえがおわると学生は2チームに分かれて作業を開始しました。星野、斉藤チームは写真のスキャンです。今回もとてもたくさんの量がありボリューミーな仕事でした。飯島、佐々木チームは2階でその写真をはっていく作業です。レイアウトを考えながらの作業は難しく時間がかかってしまいましたが、部屋が写真で埋まってきて雰囲気が出てきました。6時過ぎに作業を中断し、全員で薬師様へ。秘密基地の一つ、レインボードームの補修に取り掛かりました。ビニールの余分な部分を切り、たるみを引っ張りながらテープで止めることできれいになりました。途中日が暮れてしまいましたが、みんなの携帯やタカシさんにもライトで手もとを照らしていただき、全体を補修することができました。

写真は家族ごとにはっていきます


余分な箇所を切り取ります

それが終わったらミオンでお風呂です。毎度ながらここの温泉には癒されます。出来るだけ浸からないとしないと損した気になってしまう僕は、のぼせるとわかっていながらつい長風呂。汗だくふらふらといういつもの結果になってしまいました。博物館にもどり夕食にパリパリの餃子をいただき、食後はスキャンの続きを少しだけやって早めに床に就きました。

12日
5時起床・・・の予定でしたが学生は30分くらい寝坊してしまいました。学生4人はまず2階の写真はりに着手しました。剥がれ落ちてしまったものを補修したり狭い場所の使い方になやんだりしながらはっていきましたが、まだかなり大量の写真が残っているので来週も頑張っていきましょう。飯島とゆうたくんは朝食前にタカシさんに連れられ畑へ。昨晩も濃くて甘いにんじんをいただいたのですが、この朝はねぎをいただきました。帰り際のきゅうりやインゲンなどとともにみんなで分けてもって帰りました。たかしさんいつも本当にありがとうございます。

本日のメインは秘密基地づくりです。8時に薬師様に集合し作業にとりかかりました。この日は干溝区総出で草刈の日だったのですが、その忙しい中で皆さんに作業に加わっていただきました。まずはレインボードームと洞窟です。前者はペンキを用意し、色を塗っていきました。色によってはビニールになかなかなじまないものもあり、2度塗り3度塗りと繰り返したようです。



後者のほうは先週準備した土を塗っていきっました。洞窟の内側のは狭くて暑く、特に大変でした。それでも、若いみなさんのパワーと年配の方々の技に助けられ、みんな泥だらけになりながらもきれいに仕上がりました。最後にこどもたちに絵や模様をかいてもらい、みんなで手形をつけて終了しました。





午後はツリーハウスと看板制作。こちらはこの日1からの作業でした。集落のみなさんの技術とチームワークでどんどん作業が進みびっくりしてしまいました。斉藤、佐々木はバスの時間がきてしまい、2時半ごろに出発しました。星野、飯島はテントの補強や洞窟につかった土の片付けなどをしました。その間に年配の方々に干溝の歴史などをきかせていただき、とても勉強になりました。また、スコップの使い方やテントの補強のしかたなど、恥ずかしながら全く知らなかったことを教えていただいて、本当に有意義な経験でした。東京での生活ではなかなか使う機会がありませんが、スコップ1つ使えないようではいけないなぁと実感しています。ゆうたくんは干溝のこどもたちと一緒に薬師様を駆け巡っていました。ツリーハウスは、最後にドアを設置して完成です。こどもたちの発想に学生のアイデア、干溝のみなさんのこだわりと技術が合わさりすばらしい作品ができました。草刈があり忙しい中作業に参加していただいて、みなさん本当にありがとうございました。




6時ごろ博物館にもどりました。お茶をのんで一休みした後、先生と星野さんは樋口電機さんに写真をお返ししに行き、飯島はタカシさんの畑に伺ったあと2階で写真はりの続きを少しやりました。その後先生は干溝の方々との打ち合わせがいくつかありました。8時過ぎに帰路につき超高速運転で10時半すぎに柏に到着しました。難波さん、先生長い道のり運転ありがとうございました。

大地の芸術祭開催がせまっています。これからさらに忙しくなると思いますが今が踏ん張りどころ、頑張っていきましょう。